5番目の八雲生誕祭

おめでとう

2023年4月8日

♡そして1週間後♡

 

 

ひひーーーーーーーーーーーーーーーーん

何も終わっていませんでした。

本当に何も、です。

 

あれから何もしてないです。アニメも映画も見てない。何もしてない。

 

 

 

これには思わずアリサもにっこり

 

まあまだ4月だし大丈夫でしょ。エレン、君には何が見えてる?

2023年4月1日②

友人を分析する。

 

データキャラみたいなことやり出した

友人を分析してパワポにまとめるなんて初めての経験だ。

私は木戸川についてより“知る”ために、まずは彼女の好きな作品を知ろうと思った。

漫画なら読んでみよう、アニメなら一話から見よう、歌なら聞いてみよう。

さあ、まずは何をしようか。

 

 

まだまだ知らないこともある←そりゃそう

色々出た。

その中でも「レビュースタアライト」というのは彼女のTwitterでもよくつぶやかれている作品である。ミリしらなのだが、学園ものだった気がする。多分違うが、宝塚の話だと思う。

時間がかかりそうなことからしようと思う。まずは映画から見てみよう。

 

 

よっしゃ、研究するわよ!!

 

冬コミで出そう

 

「劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースターライト」を視聴した。

終太郎から「概念アニメだった気がする」と聞いていたが、本当にかなり概念アニメであった。

宝塚の話かも、という予想はあながち間違っていなかったのかもしれない。

間違いかもしれない。

 

このまま、感想をパワポに書き出す。

ポチポチポッチポチポチ……………………

 

 

 

なるほどね。オーケーオーケー。

 

大丈夫かこれ。どうなるんだ?

 

すごいことを言い出した

 

一方で終太郎もすごいことを言い出していた。

 

大丈夫かこれ!?

 

2023年4月1日

き ど が わ せ い た ん さ い

 

く る わ よ !!!!!!!!!!!!!!!

 

 

〜2023年4月1日〜

 

 

うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞやるぞ!!!!!!!!!!!

 

ノリノリでアイディアを出す二人

KPOPアイドルのファンがやる、駅広告をやろうとしている。

 

すごいアイディアを出してきた

存在しないvtuberを作ろうとするありさ

 

いけると思って疑わない二人

友人の性癖を一つの"形"としてこの世に生み出したい。

その熱い思いをガソリンにして7月24日に向かって走り出した私たち。

この時はまだ、「3ヶ月先」という期間の長さを甘くみていた。

大丈夫だと思っていたのだ。

 

そう、この時まではね。

おっほじょほほほほっほほほほおほおほおほほほおほほほほほほほ

 

 

目次

<記事一覧>

 

● それ行け、クッキーマン! (虚無野アリサ)

それ行け、クッキーマン! - seikatsutohoukoku0724のブログ

 

● 「5番目の八雲」に変わるスクリーンネームのご提案(LOVE終太郎)

「5番目の八雲」に変わるスクリーンネームのご提案|LOVE終太郎 - seikatsutohoukoku0724のブログ

 

<ビハインド一覧>

 

● 【制作ビハインド】ずっとだめです、でもさ、俺は

-LOVE終太郎

● 2023年4月1日

-虚無野アリサ

● 2023年4月1日②

-虚無野アリサ

● 2023年4月8日

-虚無野アリサ

● 2023年5月14日 

-虚無野アリサ

● 2023年5月19日 

-虚無野アリサ

● 2023年6月6日

-虚無野アリサ

● 歴史上の”空白”の時間 

-虚無野アリサ

● 2023年7月3日 

-虚無野アリサ

● 2023年7月5日

-虚無野アリサ

● 2023年7月7日

-虚無野アリサ

● 2023年7月8日、9日 

-虚無野アリサ

● 2023年7月10日 

-虚無野アリサ

 

 

 

それ行け、クッキーマン!

 

 

ぼくはクッキーマン!

 

このスイーツランドで暮らす元気なクッキーマンさ!

今日はいつもぼくにたくさんのことを教えてくれるバタースコッチ先生のところに

ある”お願い”をしに行くんだ。

先生はぼくの”お願い”を聞いてくれるかなあ?

 

「バタースコッチ先生!」 

「は~い!」 

 

バタースコッチ先生.png



 

「こんにちは、先生」 

「やあこんにちは。どうしたんだい?」 

 

この人はバタースコッチ先生。

三十年前、西で死んだ魔女に「首から上だけがセ○ンイレブンのバタースコッチになる呪い」をかけられたとてもかわいそうな人。呪いをかけられたせいで契約社員をクビになり、衝動で電子書籍を買いすぎたせいで貯金も底をつき、あたりめを一日一本食べたせいで脱水症状に苛まれながらもなんとか生き延びていたところ、このスイーツランドに辿り着いたんだって。

以来三十年間、呪いを解く方法を探しているんだけど未だ手がかりが見つからないらしい。

かわいそ笑

 

「あのね、ボク、伝説のクッキー缶を探しに行こうと思うんだ」 

「伝説のクッキー缶?」 

「うん。北の最果てにあると言われている伝説の クッキー缶だよ。そんなことも知らないの笑?」 

「いきなりあたりが強くなったね」

 

先生はそう言いながらも怒ることなくぼくに話の続きを促した。 

 

「そのクッキー缶はどんなクッキー缶なんだい?」 

「なんでも、あのはるか昔にいた”とある人”が作ったと言われていて、 

詳しい中身はわからないんだけどとにかくすごいらしいんだ」

「思った以上に曖昧だな。そんなよくわからないものなのに 

君は欲しいのかい?」 

「うん、そのクッキーを食べれば不老不死になれる上にこの世のすべてを支配する 

力を手に入れることが出来ると言われているんだ。そんなの欲しいに 

決まってるだろ?」 

「すごすぎる」 

「な?」 

 

ぼくは先生の肩に手を回しながらそう言った。

 

先生の肩に手を回すクッキーマン(※画像はイメージです)

 

「それって本当なのかい?さすがに怪しすぎないかい? 

それに、北の果てってかなり危険な場所じゃないか。そんな 

危ないところに行くなんて……」 

 

おじさんはとても心配そうにぼくを見ています。

 

「まあ別におじさんが止めようとぼくは行くけどね。許可を取りに来たんじゃなくて 

一応言いにきただけだから」 

「なんだ小僧、急にふてぶてしい態度になったな」 

「流石にこの年になったらおじさんの許可なんかいらないでしょ。 

子供じゃないんだから笑。じゃ、いってくるわ」 

「早く行けカス。この恩知らずめ。バターの海で溺死しろ」 

 

こうしてぼくは旅立った。

さあ出発だ!頑張って伝説のクッキー缶を見つけるぞ!

 

気合いを入れて出発するクッキーマン



 

地図によれば、伝説のクッキー缶はここから15km離れた海岸にあるらしい。

時速90kmで歩くぼくなら数十分で着くだろう。

お弁当と水筒も持ったのを確認して、ぼくは北の方向へ歩き出した。

 

地図

 

はあ

はあ

はあ

はあ

 

はあ

はあ

 

 

 

「おかしいな……地図によればここに森があるはずなのに、大きめの公園しかない。

一体どういうことなんだ」

 

地図に沿って歩いてきたはずなのに、一向に海岸は見えない。それどころかどんどん建物が増えていって今や立派な住宅街だ。

メル○リで買ったこの地図がパチモンだったというのか?8800円もしたんだぞ。そんなはずはない。

 

と、その時木の影から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「おっと、ここから先は行かせないよ」 

「き、君は……!!」

スコーンマン.png

「スコーンマン!」 

「久しぶりだね、クッキーマン」

 

振り向いた先にいたのは、スコーンだった。なぜか空に浮いている。なんで?

 

「君も伝説のクッキー缶を探しに来たのかい?」 

 

空に浮かぶ仏と同じポーズのままスコーンマンは喋り出した。

なんなんだこいつは。

スコーンマンは高校時代の友人で、同じクラスで互いの存在は知ってたけど二人きりになったらイマイチ話すことがなくて二人ともスマホをいじり出してしまう。

そういう距離感で卒業したのだが、今すごく馴れ馴れしく話しかけてきて正直今困惑している。

 

「君もって……君もクッキー缶を探しにきたのかい」

「ああ、三日前からずっとここにいるんだが全然見つからないんだ」

 

本当に何をやっているんだ?

 

「そうなんだ、すごいね。実はぼくはこの地図に沿って進んできたんだけど、一向にクッキー缶がある場所に辿り着けないんだ」

「見せてみろ」

 

ペラり

 

「おい、この地図どこで手に入れたんだ」

「メ○カリだ」

「パチモンだろ」

「そんなはずはないだろ。8800円もしたんだぞ」

「8800円のパチモンだったんだろ」

 

なんて失礼なやつなんだ。

ちょっとTwitterで定期的にバズる見た目に生まれたからって、調子に乗るなよ。

イーロン・マ○クはもうお前の味方じゃないんだぞ。

 

「あ、おいみろよ、これ!!!」

 

「木だな」
「これ……もちもちチョコブレッド先生が言ってた」

「何」

「伝説のクッキーは大きな木の根元に埋まってるって。だから桜はあんなに美しいんだって」

「桜関係あるか?」

 

もちもちチョコブレッド先生というのはぼく達が通っていた高校の歴史の先生だ。パン史に詳しくて、「パンを作ること」が人類にどういう影響をもたらしたかについて興味深い授業をしてくれた(※詳しくはNetflixで配信されている「COOKED〜人間は料理をする〜」の第3話「空気」をご覧ください。マジで面白いです)

 

先生

「よし、ここを掘ろう!!」

 

スコーンは勢いよく地面を掘り始めた。

一心不乱に掘るその姿はまるで死体を埋める殺人鬼のようだった。

ぼくはそれを見ながら、クッキー缶を見つけたらまず何をしようか考えていた。まずは不老不死になる予定なので、”マジ”の賭ケグルイをしようかな。

やがてカツンと、シャベルの先にに固いものが当たる音がした。

掘り進めてみるとなんだかアルミ缶のようなものが見える。もしかして、これは、あの……

 

「「こ、これは……っ!!」」

 

ドン

 

その瞬間、突如地上に轟音が響き渡った。

爆発だ。二人がそのクッキー缶を見つけた瞬間、それは爆発した。

もちろん綺麗に焼かれて生まれてきた焼き菓子二人も耐えられず、灼熱の炎に焼かれて消し飛んだ。

地球が二つに割れるほどの威力だったそれはスイーツランド全体を220度の温度で焼き上げた。

 

我々は皆、結局は大きな力には勝てなかった。

クッキーマンもスコーンマンも、その身に不相応な力を求めた故にクッキー神の怒りを買ったのだ。愚かな二人はそのことに最後まで気づかなかった。

三千年前に封印されたその缶をいたずらに開けることの罪深さを、誰も彼らに教えなかった。

 

「無知は罪ではないが、免罪符ではない」

 

瓦礫が降り注ぐ中、小さく呟いた彼はバターの匂いだけを残して消えたのだった。

 

HAPPY BIRTHDAY

 

〜完〜